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2006年 07月 05日
先日、東京に行く機会がありました。
仕事が終わり、新幹線の予約時間まで時間が余ってしまい、秋葉原へでも行こうかと、JR新橋駅へ行くと、こんな風景が… いったい何をしているのかと、世話人らしき人を捕まえて聞いてみると、「新橋駅ビル名物大盤将棋」とのこと。毎週土曜日、恒例になっていて、常連さんも一見さんも誰でも参加できるとのこと。 何人か勝ち抜くと、賞品の「洗濯石鹸」がもらえるそうです。 なんだか、、始めて見る光景なので、30分もの間、たたずんでみていました。 すると、若い世話人が声をかけて来てくれて、 「どうですか?一局?」 「いえ僕は、将棋はまったく…」 「へー、そうですか、さっきから熱心にご覧なので…」 「いやー、僕のイメージしていた東京の街の風景とかけ離れていたので、つい…」 「ははは、そうですよね。僕もはじめ戸惑いました。僕も地方の出身で大学の将棋部なんですが、毎週手伝いに来てます。もう何十年も続いているそうですよ」 「へー、そうなんだぁ…」 東京は、なんでもどんどん新しいものだけで進んでいく街なのだと思っていた僕は恥ずかしくなってしまい、退散する事にしました。 そうですよね。人々が街を造っているんですよね。 決して、街に人間が造られているわけじゃない!…そんな思いで頑固そうなおじさんたちが真剣な面持ちで将棋を打ってるようで、あらためてこの写真を眺めています。
by danmamomo
| 2006-07-05 22:19
| 干支施寅
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