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2010年 08月 19日
舞鶴は由良川の辺の集落。
日が傾く前、4時半頃にたどり着いた。 御住職は、燐寺の施餓鬼会の手伝いに行っている事はわかっていた。 それにしても静かな境内。 声を掛けると、高校生ぐらいの娘さんが恥ずかしそうに出てきて、クーラーの効いた控え室へ案内してくれた。 少し腰を下ろして涼もうと思ったところ、ココちゃんに止められ、滝のように流れ落ちる汗の中、舞台設営を始めた。 大正解!腰を下ろしていたら、きっと外で作業をする気にはなっていなかっただろう。 暫くすると、檀家の人や世話人たちが一人二人と集まってきて、賑やかに照明の準備、万灯会、ビンゴ大会の準備を始めた。 楽しそうなイベントの予感。 庫裏で夕食を御馳走になって外に出ると、駐車場や山門の階段に紙コップに入った400基の蝋燭の炎が揺れていた。 時間になり、有志の方々の御詠歌で戦没者・先祖供養法要の「みたままつり」が始まった。 祭壇にはセピア色に変色した軍服姿の遺影が祭られ、お坊さんたちの読経の中に、夜店で遊ぶ子供たちの歓声も聞こえ、厳かな雰囲気と共に健康な地域性であることを感じるとることができた。 心が高鳴る。 紹介と共に舞台の明かりが点ったがすぐに消してもらい、自己紹介もそこそこに、ブラックライトをつかった作品「一本の鉛筆」から演奏を始めた。 M1-一本の鉛筆 M2-まるで洪水のように M3-コップ半分の酒 ●手遊び M4-遠い世界に M5-君こそは友 M6-天の子守歌 M7-うろこ雲の絵 続いて劇団MOMOの十八番作品「モモちゃんの大冒険」。 子供達の笑い声が境内に響いた! あっと言う間の70分間。水を被ったような汗まみれのステージだった。 終わって、一人の恰幅の良い男性がバラシを手伝ってくれながら「今度52歳になります。今の仕事辞めようと思っています。自分で事業始めます!」といきなり言い出した。 その上「『コップ半分の酒』涙が止まりませんでした。私も、もっと親父の話聴いてやればよかったです」と言ってくれた。 私たちの歌に刺激され、どうしても言いたかったそうだ。 人の人生に少しでも係われるなんてなんて素晴らしい事でしょう! ココちゃんと、帰りの車の中、語りながら鳥肌が立つような思いで帰路に着きました。 実際、鳥肌が立っていたのですが…。 帰りは渋滞を心配していたのですが、大勢の方からのアドバイスや情報を頂いていたので、スイスイと帰ることができました。 有り難う御座いました!
by danmamomo
| 2010-08-19 09:19
| モモちゃんの大冒険
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